GRAND LIVEにおいてアンコール、参照系特技(オルタネイト・ミューチャル・リフレイン)、シンデレラマジックを組み合わせて用いる際に知っておきたい挙動についてのまとめです。(2022年1月時点の情報)
アンコールの基本的な仕様についてはこちら↓
特技の被参照倍率
オルタネイト、ミューチャル、リフレインといった参照系特技は、他の特技の倍率を参照して発動します。
このとき参照系特技は、「LIVE中に発動した特技倍率そのもの」ではなく、「被参照倍率」(便宜上この呼び方とします)という別に記録されている値を参照して発動していると考えられます。
というのも、例えばオルタネイトが2人編成に入っていた場合、「LIVE中に発動した特技倍率そのもの」を参照してしまっては、オルタネイト同士が互いに倍率を極大アップし合ってしまい、倍率がインフレしてしまいます。このような事態を防ぐために、被参照倍率というオルタネイト等が参照するための倍率が設定されていると考えられます。
被参照倍率には
- 「被参照スコア倍率」と「被参照COMBO倍率」の2種が存在する
- 「その特技の発動時」に「その特技に対して」記録される(ライフスパークルについては、発動中にライフが回復した場合、随時被参照COMBO倍率が更新される?)
という性質があります。
ある特技が発動したときに、その特技の被参照倍率に記録される値の一覧を推定したものが以下。
被参照 スコア倍率 |
被参照 COMBO倍率 |
|
---|---|---|
SCOREボーナス | 17% | |
COMBOボーナス | 18% | |
PERFECTサポート | ||
COMBOサポート | ||
ライフ回復 | ||
ダメージガード | ||
オーバーロード | 18% | |
コンセントレーション | 22% | |
スキルブースト | ||
Cu/Co/Pa フォーカス |
16% | 14% |
オールラウンド | 13% | |
アンコール | [可変]% | [可変]% |
ライフスパークル | [可変]% | |
トリコロール・ シナジー |
16% | 15% |
コーディネイト | 10% | 15% |
チューニング | 12% | |
ロングアクト | 10~30% | |
フリックアクト | 10~30% | |
スライドアクト | 10~40% | |
Cu/Co/Pa アンサンブル |
||
Vo/Da/Vi モチーフ |
[可変]% | |
トリコロール・ シンフォニー |
||
オルタネイト | -20% | |
リフレイン | ||
シンデレラマジック | [可変]% | [可変]% |
ミューチャル | -20% |
※灰背景は0%または設定無し。(現状区別が付かないので同一の表記)
基本的には発動倍率と同一なので語ることはそこまで多くないのですが、注目すべき点はオルタネイトとミューチャル、リフレインについて、
- 極大アップして発動する方の倍率は被参照倍率として記録されない
- デメリットである「-20%」は被参照倍率として記録される
- リフレインは被参照倍率を記録しない
という点です。これは次の項の検証結果に基づいて記載しています。
アンコールが他ユニットの参照系特技をコピーする場合
アンコールが他ユニットの参照系特技①をコピーしたとき、同ユニットの参照系特技②がその倍率を参照できるかどうかを調査しました。
調査結果は以下。
すべての組み合わせに対してデメリットのみが残るor不発という結果になりました。
オルタネイトとミューチャルの組み合わせについては、SCOREとCOMBOの両方が-20%となります。これは通常のWIDE LIVEでも見られる挙動です。
この挙動については、オルタネイトとミューチャルの-20%デメリット効果が被参照倍率に記録されていて、他の参照系特技がそれを元に発動しているという原理と推測され、上で説明したことの裏付けになっています。
参考として、参照系特技②がリフレインの場合(3つ)について以下に詳細を記載します。
アンコールがオルタネイトをコピーしたとき、同ユニットのリフレインが参照可能か
①11秒時点でSCOREボーナスが発動。
②13秒時点でオルタネイトが発動。
③18秒時点でアンコールとリフレインが発動(アンコールはオルタネイトをコピー)。
④23秒時点でリフレインのみが発動している状態になる。
このときリフレインは、スコアアップ効果を発揮せず、COMBOボーナスダウン効果のみを発揮している表示になっています。
アンコールがミューチャルをコピーしたとき、同ユニットのリフレインが参照可能か
①11秒時点でCOMBOボーナスが発動。
②13秒時点でミューチャルが発動。
③18秒時点でアンコールとリフレインが発動(アンコールはミューチャルをコピー)。
④23秒時点でリフレインのみが発動している状態になる。
このときリフレインは、COMBOボーナス効果を発揮せず、スコアダウン効果のみを発揮している表示になっています。
アンコールがリフレインをコピーしたとき、同ユニットのリフレインが参照可能か
①9秒時点でリフレインとコーディネイトが発動。
②18秒時点でアンコールが発動。
このときリフレインが不発となります。
なお、リフレイン(裕子)は高確率・特技Lv10・特技ポテンシャル10のため、発動条件さえ満たしていれば確定で発動します。
※画像ではアンコールがスコアアップ効果を発揮していない表示になっていますが、この挙動は不具合として後に修正されました。(後述)
その他細かい挙動
以降はアンコール、参照系特技(オルタネイト・ミューチャル・リフレイン)、シンデレラマジックが入った編成を用いる上で覚えておきたい、細かい挙動などについての話を扱います。
修正済みの不具合については後の項に記載しています。
シンデレラマジックがミューチャルを発動した場合、被参照スコア倍率に-20%が記録されない
シンデレラマジックがアンコールを発動し、別ユニットの特技をコピーした場合を考えます。
このとき、シンデレラマジックが
- オルタネイトをコピーした場合、シンデレラマジックの被参照COMBO倍率には-20%が記録される
- ミューチャルをコピーした場合、シンデレラマジックの被参照スコア倍率には倍率が記録されない
という挙動があるようです。
以下、リフレインを用いてその検証を行います。
オルタネイトをコピーする場合
①45秒時点でオルタネイトが発動。
②48秒時点でシンデレラマジックが発動。(オルタネイトをコピー)
③63秒時点でリフレインが発動。
リフレインが発動可能ということは、シンデレラマジックが発動したオルタネイトの-20%効果が被参照COMBO倍率に記録されていることを意味します。
(ちなみにアンコールは18秒なので一度も発動していません)
ミューチャルをコピーする場合
①45秒時点でミューチャルが発動。
②48秒時点でシンデレラマジックが発動。(ミューチャルをコピー)
③63秒時点でリフレインが発動しない。
リフレイン(裕子)は特技Lv10かつ特技ポテンシャル10振りなので条件さえ満たしていれば確定発動するはずです。これは、シンデレラマジックが発動したミューチャルの-20%効果が被参照スコア倍率に記録されていないことを意味します。
加えて、シンデレラマジックがアンコール以外の方法でミューチャルを発動した時も同様の事象が発生します。
この編成では27秒時点でミューチャル(美波)が不発、33秒時点COMBOボーナス(愛梨)は発動、36秒時点でシンデレラマジックが発動しますが、39秒時点でオルタネイト(ナターリア)が発動しません。
よってこの場合も、シンデレラマジックが発動したミューチャルの-20%効果が被参照スコア倍率に記録されていないことが分かります。
なお、純正のアンコールがミューチャルをコピーして発動した場合は、アンコールの被参照スコア倍率には-20%が記録されます。
特技不発ガシャについて
アンコールは「直前に発動した特技を繰り返す」特技であるため、特技の発動状況(特定のタイミングで特技が発動しなかった場合)によってはコピーする特技が変化する場合があります。
これによりアンコールの被参照倍率をある程度コントロールできる場合があるのですが、この際コピー元となる特技を持つアイドルのポテンシャルの振り方によって期待通りの特技発動となる確率が左右されます。
ポテ振りの最適化について詳しくは以下の記事で。
修正済みの挙動
シンデレラマジックがミューチャルを発動する場合、それ以前に他のミューチャルが発動していなければ、COMBOボーナス極大アップ効果が適用されない
2022/04/25修正済み。
(以下修正前の検証内容)
GRAND LIVEでアンコールを用いる場合に限らず、普通にWIDE LIVEでも発生する事象です。
※オルタネイトでは発生しない模様
①8秒時点でオールラウンド(13%)が発動。(楽曲はつぼみMASTER)
②12秒時点でシンデレラマジックが発動。ミューチャルは13秒なので、これ以前にミューチャルは発動していません。
38コンボ目でスコアを925点獲得しています。
編成のアピール値は215342であり、
(215342×1.9÷440)×1×1.1×(1-0.2)×(1+0.13)=924.6...
というスコア計算式から、シンデレラマジックはミューチャルを発動しているにも関わらず、13%という極大アップ前の倍率を発揮していることが分かります。
③13秒時点でミューチャルが発動した後、24秒時点でシンデレラマジックが発動。
90コンボ目でスコアを1098点獲得しています。
編成のアピール値は215342であり、
(215342×1.9÷440)×1×1.2×(1-0.2)×(1+0.23)=1098.0...
というスコア計算式から、シンデレラマジックの2回目の発動では13%という倍率を極大アップして発動していることが分かります。
そのうち修正されそうな挙動なので詳しい検証画像は省略しますが、
- ↑の編成で13秒ミューチャルを9秒ミューチャルに変更(シンデレラマジックより先に発動するようにする)すると、シンデレラマジックは初回発動時から極大アップ効果を発揮する。
- 同じく9秒ミューチャルに変更し、そのミューチャルが9秒時点および18秒時点の両方で不発となった場合、24秒目のシンデレラマジック(2回目の発動)は極大アップ効果を発揮しない。
という挙動も確認できました。
これらのことから、シンデレラマジックがミューチャルの極大アップ効果を発揮するには、それ以前(同時の場合は不明)に純正のミューチャルが少なくとも1回発動していることが必要と考えられます。
また、GRAND LIVEではユニットが3つありますが、シンデレラマジックと別ユニットで発動したミューチャルでは条件を満たしません。
ただし、シンデレラマジックが別ユニットのミューチャルをアンコールして発動した場合は通常通り極大アップ効果が適用されます。
(修正前の検証内容おわり)
アンコールが別ユニットのリフレインをコピーして発動した場合、スコアアップ効果を発揮できない
2022/09/13修正済み。
なお、ここに書かれているミューチャルのCOMBOボーナス効果が正常に発揮されない不具合については詳細不明です。(対象バージョンが7.9.0~7.9.7と比較的短い期間で発生していたらしい)
(以下修正前の検証内容)
①9秒時点でリフレインとコーディネイトが発動。
②18秒時点でアンコールが発動。
このときアンコールはCOMBOボーナス効果を発揮している表示ですが、スコアアップ効果を発揮していません。表示上だけでなく、スコア計算式にもスコアアップ効果が適用されていないようです。
(修正前の検証内容おわり)