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【U149アニメ】原作勢が見る第11話感想!ありすが伝えたい自分自身のこと

 

 

凄……

感想書きます。

 

前話の感想記事:

次話の感想記事:

 

 

画像引用はこちらの配信より。

 

 

各場面の感想

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

「名前って、やっぱりアレで行くんですか……?」

「『U149』だ!」

11話、いよいよ物語も終盤へ。

どうやらデビュー時のユニット名に納得がいっていない様子のP。どんなトンチキな名前付けられたんだ…と思っていたらまさかのタイトル回収だった。

普通に良い命名じゃない?と思ったけど、名前そのものが云々というよりは、アイドル達を「子供」という括りでしか見ていないような目線からの決定だったのが引っかかってるっぽいですね。そんなPとは対照的にアイドル達の反応は概ね好意的で、こう見ると物語の中で画一的に善悪が決められているわけではなく、あくまで登場人物個々人の価値観として思う所がある…という構図が印象的。

それはそうと、Pの発言はU149というメディアミックスの存在そのものに切り込んでいくようなだいぶ攻めた内容な気もする。リアルでU149(漫画)の企画が立ち上がったのは7~8年前くらいだと思うのですが、その時はどちらかと言うと部長達寄りの考え方で企画が進んでいったのではないかと妄想。それから長い時間が経ったからこそ、このアニメではU149という言葉に「Under 149cm」以上の意味を持たせようとしているのかもしれません。

あと牛乳飲んだのをマジトーンで案じてる小春千枝が可愛い

 

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

「やっぱり橘さんってしっかりしてるよなあ」

「別に、これくらい普通です。自分でできることは自分でやりたいので」

「そっかぁ。……橘さんは大人だな」

ありすもPも、「大人」であることに誇りもプライドもあるけど、それでもどこかやりきれない息苦しさを抱えてしまっていて、そんな2人の絶妙な空気感。

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

Oh…in fact…

歌詞見て

歌詞見た? 1,2,3番の繋げ方やばない?

 

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

「少し話さないか? 時間なら大丈夫」

「両親に、デビューのこと、伝えられていないんです。多分……アイドルのこと、社会勉強くらいに思ってるんです。勉強の邪魔にならない程度なら良いって。本当は、こんな子供みたいな夢、やっていてほしくないんだと思います」

アニデレ24話でもあったけど、シンデレラを題材にした作品で、アイドルが思い悩んでるときにPが「時間はまだある」って言ってくれるの良い…よね…

そしてありすの、自身の思いを理性の鎧で覆い隠しているような声色での言葉。「勉強の邪魔にならない程度なら良い」とは1話でありす母が何気なく発していた台詞で、その時はありすも特別重く受け止めているようには見えなかったのですが、そういう言葉こそ尾を引くんですよね…。

 

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

「真面目な大人だって、夢を見ることぐらい、あるよ……」

「で、でも……もし言って、間違いだったら……? 嫌われちゃうかもしれないじゃないですか……」

いじらしい、けど可愛いというにはあまりに痛々しい。今までありすがどれだけ両親のことを好きかということが描かれてきたからこそ尚更…。

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

「じゃあどうして早く帰ってきてくれないんですか? お仕事ばっかりで、一緒にいてくれないんですか? どうして、いつも適当なことばっかり言うんですか? 大人のくせに……!」

辛……

「大人のくせに」という言葉に打ちのめされてしまうプロデューサー。皆を長い間未デビューの状態で燻ぶらせてしまったこと、桃華回のように大人の事情に皆を巻き込んでしまう場面があったこと、そして自分自身がきちんと納得できていないようなユニット名を皆に伝えなければならなかったこと。プロデューサーに直接向けたものではないにせよ、自身の状況や行動に重なってしまうような言葉でもあったのでしょう。

 

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

「でも、大人だからさ。応援したいんだ。夢を諦めるところなんて、見たく、ないから……」

「橘さんの夢は、大きくなったらどんな大人に……。いや、大人と子供って、何が違うのかな」

大人は泣かないなんてことはないし、大人と子供の違いなんて誰にも分からない。誰かに直接諭されるのではなく、ありすはありす自身の考えでそこに辿り着きます。

 

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

「大人って、かっこよくて、お仕事のできる人のことだと思ってたの。でも、みんなとレッスンしたり、歌ったり、喜んでくれる人たちがいて気付いたの。お仕事と、夢を見るのって、全然別々のことじゃなかったんだって」

「あのね、私、アイドルが好き! 歌も、ステージも、大好きなの! アイドルって楽しいんだよ。私、もっとアイドルやりたい!」

前話の感想記事では完全に勘違いしていたのですが、あの時点でありすは夢を見つけられていなかった訳じゃなかったんですよね。ありすにとって「夢」は子供のシンボルであり、それを表明することは、憧れ(=母のような大人になること、もしくは母自身)に自分を否定されることに繋がりかねないから、言葉にすることができなかったと。

けれども、屋上でのプロデューサーの姿から幼い頃に見た母の涙を想起したことで、ありすの中にあった線引きが少しずつ崩れていったのでしょう。大人も子供も無く、純粋に自らの夢を語る姿が眩しい……。

あとやっぱり、ありすがアイドル活動を楽しいと感じることができたその背景に、第3芸能課の皆の姿を見ることができるのが嬉しい。

 

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc. / PROJECT U149

「プロデューサー、ありすでいいです!」

「名前とか、子供っぽいとか、あまり気にしないことにしたんです。みんな、キラキラしようとしてるんだって、いいんだって。子供も大人も、本当は一緒なんだって、思ったので!」

凄…………

ありすという名前は彼女の中で子供らしさの象徴であり、だからこそ「大人」を目指していたありすにとってはそれが大きなコンプレックスとなっていたのでしょう。

しかしありすの中で大人と子供の境目が薄れ、素直に夢を語れるようになった価値観の変遷を、彼女が自身の名を受け入れられるようになることに繋げる構成が凄い……

最後の言葉を「気付いたので」ではなく「思ったので」としているところに、事実としてそうあるというよりも、あくまでありす自身が世界の見方を変えることができたからこそ……という言葉選びの丁寧さを感じますね。

 

そしてto you for me……

歌詞見て

歌詞見た? アニメでは流れなかったけど最後のパートがこの話そのもの過ぎて……

 

 

おわりに

凄……………………

大人と子供の違いとは何なのかという、ある種U149という作品の根幹にあるテーマが描かれた回でした。全体の傾向として見たらその差異は確かにあるんだろうけど、結局各々を個人として捉えたらその境界はどこまでも曖昧で、目指す先も抱える悩みもそれぞれで、だからこそ一人一人に向き合っていく必要がある…そんな今までの個人回を総括するようなエピソードだったように思います。

そして「ありすでいいです」にこんな意味を持たせることができるなんて……どれだけ橘ありすのことを考えて脚本を練ったんだ……やば……(誉め言葉)

あとアニデレの時も感じたのですが、絶対的に正しいことを言って皆を導くような存在が作中に居らず、アイドル達が自ら考え、選択し、自分の足で歩いていく姿が描かれているのがとてもシンデレラガールズらしいなと思います。そのまま突き進んでいってくれ……

 

 

次回最終回。

次回最終回!? 嫌なのですが……………………

 

 

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